「地域がんばり隊」(岐阜県過疎地域集落活性化支援モデル事業)
として若者2名を派遣し、9月には、
食品工房【ままみぃ】をオープンしました。
その、食品工房【ままみぃ】について、
地元・飛騨経済新聞に掲載していただきました。
雪の中【ままみぃ】まで取材に来ていただき、
親身になって私たちの活動の話を聞いてくださった
記者の方々、どうもありがとうございました!
掲載していただいた記事内容は
下記の通りです。
↓
http://hida.keizai.biz/headline/95/
北アルプスの麓の里村に昨年9月にオープンした
食品工房「ままみぃ」(高山市上宝町、TEL 0578-86-2165)が
販売するアレルギー対応食品が話題を集めている。
運営は食物アレルギー体質の子を持つ地元の母親ら4人。
きっかけは4年前、「パンを食べてみたいな」という
子どもの一言だった。
子どもには、小麦や卵、大豆、牛乳などに重い食物アレルギー
があり、市販の「米粉パン」の多くには小麦グルテンが
使われているため食べさせる事ができなかった。
グルテンフリーの「米粉パン」を手に入れようとすれば、
お金と時間がかかる。
「子どもが食べたい時に食べたいだけ食べさせたい。
だったら自分たちで作るしかない」と、同じ食物アレルギーの
悩みを抱える子を持つ、上宝町に住む3人の母親が集まり、
試行錯誤の日々が始まった。
同店スタッフで開発メンバーの尾形景子さんは
「原料の米をいろいろ試した結果、米にもアレルギー反応の
出るものと出ないものがあった。最終的に通常の約4分の1の
農薬で減農薬栽培をしている地元の米農家に行き着いた」と話す。
パン製造に適した原料の米は手に入ったが、そこからが試練の
連続だったという。水分量や製造法の微調整を繰り返しながら
昨年6月ごろ、ついに小麦グルテンを一切使わない
アレルギーフリーのふんわりしたパンが完成した。
「パンだ!おいしい!もっと食べる!」という子どもの第一声と
笑顔が忘れられないと尾形さん。現在、高山市内外の保育園から
「アレルギー体質の子の給食に使いたい」という注文もあるという。
同店では主力商品の「米粉パン」(1斤=700円、半斤=350円)に、
小分けで使えるよう2切れずつ真空パックにした「米粉パン」
(5パック1セット=700円)など主婦ならではの発想も。
このほか、カボチャやサツマイモで甘みを出した
米粉のクッキー「こめっキー」(20グラム入り3袋=450円)や、
さまざまな料理に使える調味料「塩麹」
(150グラム=360円、500グラム=1,180円)など、
全てアレルギーフリーの商品を販売している。
子どもが遊べるコミュニティースペース「ままみぃ広場」も
併設する同店。スタッフの辻さんは「アレルギーの悩みを持つ親も
そうでない親も、気軽に立ち寄って子育ての情報交換の場になれれば」と話す。
「今後も、子どもたちを笑顔にする、米を使った新商品の開発に
力を入れていく」と尾形さん。
営業時間は10時〜15時(12月〜3月)と9時〜16時(4月〜11月)。
土曜・日曜・祝日定休(第3土曜は午前中のみ営業)。